判例・事例

労働災害に関する事例・判例


判例紹介~請負元の安全配慮義務違反~

今回は、派遣運転手(請負業者社員)に対する派遣元(請負業者)の安全配慮義務違反を認めた判例(セーフティ事件、令和4年4月27日横浜地裁判決)をご紹介いたします。 1 事案の概要 役員車等の運行・保...
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労災保険法改正 ~兼業・副業への対応~

 政府が兼業・副業の促進を図っていることもあり、兼業・副業を認める企業も徐々に増えてきています。  複数の会社に雇用されている労働者の方が脳・心臓疾患や精神疾患等を発症した場合、労災認定はどのように行う...
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過労自殺をした行員の遺族が銀行の取締役に対して株主代表訴訟

~取締役の「安全配慮義務履行体制構築義務」と肥後銀行事件~ 1 遺族が株主代表訴訟  新聞報道(平成28年9月3日朝日新聞夕刊))によると、過労自殺をした肥後銀行の行員の遺族(妻)遺族が、株主の立場で...
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歓送迎会後の事故が労災と認められた事例(最高裁第二小法廷平成28年7月8日判決)

1 はじめに  労災の要件である「業務上」の災害といえるためには、当該事故が業務遂行中に発生したこと、言い換えれば、事業主の支配下にある状態において災害が発生したものであるといえなくてはなりません。これ...
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いわゆる「問題社員」にどう対応するか(2)

4 本当に病気の疑いがある社員に対してはどうするか 自己愛型人格障害、境界性人格障害と思われる従業員に対しては、以上のような対応をすることとなるが、難しいのは、精神障害に罹患していると思われる場合だ...
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いわゆる「問題社員」にどう対応するか(1)

1 ある問題社員 精神科医師の講演の後の質疑でこんなやり取りがあった。会社の総務担当社員の質問。パーソナル障害(人格障害)と思われる社員が、職場で周囲の社員と様々なトラブルを引き起こしているにもかか...
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過労自殺

 最近、過労自殺に関する報道が続いた。北海道音更町農業協同組合に対して、釧路地裁帯広支部は、1億4000万円の損害賠償を命じた。33歳の男性係長 が自殺をしたのは、業務による心理的負荷によりうつ病を発症し...
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派遣労働者と労災

1 派遣労働者は、派遣元企業に雇用されながら派遣先の指揮命令に従って仕事をするわけですが、労務に起因した事故が発生すれば労災になります。 たとえ派遣元が労災を認めない場合でも、労働基準監督署の調査で労務...
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職場ストレスと労災認定~その2~裁判例

 精神障害が「業務上」の疾病であるとはいえないと判断され、保険給付の不支給決定がなされた場合には、申請者は、審査請求・再審査請求をすることができます。それでも不支給決定が変更されない場合には、裁判所に対...
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職場ストレスと労災認定~その1~労基の認定基準

 最近、「メンタルヘルス」という言葉をよく聞くようになりました。 また、仕事が原因でうつ病になった、あるいは自殺をしたと、労働者やその遺族から主張されることも珍しくなくなってきました。 ここでは、職場環...
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