お知らせ

第86回労働問題研究会(弁護士社労士勉強会)振り返り

2020年11月2日 お知らせ


10月21日に開催された第86回労働問題研究会の振り返りをお届け致します。

【社労士報告パート】
管理監督者として扱っているが、実態を判例に照らしてみると管理監督者とは言えそうにない。そんな悩みはどの社労士の先生も一度は抱えられたことがあるのではないでしょうか。管理監督者性について裁判例の傾向などを再確認の後、社労士として会社にどのように意見を言うべきかということについて意見交換がなされました。実態が管理監督者ではなく、改善も難しいのであれば、はっきりと会社には伝えた上で、是正を積極的に求めるべきとの意見もあり、内容の濃い時間となりました。

【弁護士報告パート】
問題行動を起こした従業員に対する指導、処分といった対応策については、会社から寄せられる相談としても少なくありません。会社の対外的な信用を毀損するような行為を行った従業員に対し、会社が行った一連の対応を是認し、解雇を有効とした最新判決を題材として検討しました。その後実際に寄せられた相談例やアドバイス内容等について共有、意見交換を行いました。段階的に処分を積み重ねていくべき、という一般論から一歩踏み込んだ、具体性を持ったリアルな意見が出るなど、実りある場となりました。

【zoom開催について】
前回と前々回に引き続きzoom開催でしたが、ご参加いただいた先生方からは、「zoom操作に不安があったが何の問題もなく参加ができた」「配布された資料が非常に充実していた」「グループディスカッションで他の方の意見を聞けてためになった」等好意的な感想を頂いております。次回以降もオンラインでの開催を予定しておりますが、zoomの特性を生かした有意義な研究会としていきたいと思います。次回の労働問題研究会は12月16日18時半~です。ご興味のある社労士の先生方は是非お気軽にご参加下さい。

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