お知らせ

第95回労働問題研究会(弁護士社労士勉強会)振り返り

2022年4月14日 お知らせ


4月6日に開催された第95回労働問題研究会の振り返りをお届け致します。

【弁護士による判例報告とディスカッション】
トラック運転手の歩合給について、業務結果等により算出される「賃金対象額」から時間外手当を差し引く定めを置いていた運送会社において、未払残業代請求がされた裁判例を報告しました(原告労働者の請求棄却)。その後のディスカッションでは、様々な業界で実務上採用されている歩合制や定額残業代についての実例紹介がなされ、主として賃金制度について充実した意見交換の場となりました。

【労働相談持ち寄りコーナー】
問題社員や能力不足社員への退職勧奨を具体的にどのように進めていけばよいか、成功事例や反省事例などを織り交ぜながらざっくばらんにディスカッションを行いました。能力不足社員に対しては会社からの指導とフィードバックを積み重ねることで当該社員自身に問題を認識してもらうこと、非違行為を行った問題社員にはまずは適正な懲戒処分を行うことなどが重要との意見が出たほか、出向などの人事権行使も有用な場合があるとの報告があり、大変興味深いものでした。

【zoom開催について】
今回もzoomで開催されました。安全に実施できるzoomにて次回も実施予定です。
遠方からも容易にご参加いただけますので、zoomが初めてでご不安ということも是非、ご参加下さい。
必要であれば事前の接続テスト等もさせて頂きます。

【研究会の時間が短くなりました。】
次回の労働問題研究会は、6月2日(木)18時半~20時です。
次回も引き続き、90分で実施予定です。是非お気軽にご参加下さい。

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